Weekly Kaggle News #190
News
Kaggle は 3 日、学術機関・非営利機関によるコンペを通じた研究を支援する助成金プログラムを発表しました。コンペ開催や賞金にかかる費用の減額や免除といった特典が掲げられています。Kaggle によると同様の支援は過去にも一部コンペに対して適用されており、このたび制度として広く公募する形となったそうです。
Competitions
Kaggle「HuBMAP - Hacking the Human Vasculature」が 7 月 31 日に終わりました。毛細血管・細動脈・細静脈などの微小血管構造の画像のセグメンテーションが題材でした。
Kaggle で 7 月中旬から開催予定とされていた「Machine Unlearning Challenge」について 1 日、法的問題の影響で開始が 8 月中旬になると発表されました。学習済みモデルから特定の訓練データの影響を取り除くコンペで、ベンチマークのコードが公開されています。
Public Kaggle Competition "IceCube -- Neutrinos in Deep Ice"
2023 年 1〜4 月に開催された Kaggle「IceCube - Neutrinos in Deep Ice」で得られた知見をまとめた論文。ニュートリノ粒子の方向を予測するコンペでした。
7 月 14〜23 日に開催された「[初心者歓迎!] #15 atmaCup」の振り返り会が、8 月 7 日に実施されます。優勝者らの解法発表が予定されています。
7 月 31 日に終了した Kaggle「HuBMAP - Hacking the Human Vasculature」の上位解法まとめ。コンペ概要と共に、上位解法の傾向を紹介しています。
Kaggle「Benetech - Making Graphs Accessible」で 4 位になった参加者による振り返り資料。教科書に登場する 4 種類のグラフからデータを抽出するコンペでした。
7 月 30 日に有志コミュニティで開催された「yukiCup2023Summer」の参加録。ChatGPT の Code Interpreter 機能を用いた取り組みが綴られています。
画像認識に関する国際学会「CVPR 2023」のワークショップで開かれたコンペの準優勝解法。技術報告やソースコードも公開されています。
Python の科学技術計算ライブラリ「NumPy」のページが、日本語とポルトガル語に対応しました。英語以外の言語として初めての対応です。
Python 実行環境「JupyterLab」の紹介記事。生成 AI を駆使する「Jupyter AI」を試した結果も掲載されています。
Transformerの計算量の問題を解決するための効率の良い系列モデル「RetNet」の紹介動画。論文「Retentive Network: A Successor to Transformer for Large Language Models」を解説しています。